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【2025/8/9】

  • 執筆者の写真: なごやか読書会
    なごやか読書会
  • 10月28日
  • 読了時間: 2分

好奇心を掻き立てられる本が多く取り上げられました。


仕事に関する悩みに寄り添ってくれる本、過去の夢の中に潜む真実をあぶりだす名著、社会で活躍しようと奮闘するものの現実との乖離に難儀する作品。


読んでみたいと思った本は、すぐに手に取れなくとも参加者の記憶に刻まれます。


読むときが来れば、読書会の思い出とともに作品を楽しめるところにも、本を語り合う場の素晴らしさがあるのだと思います。


★注目の一冊★

『パサージュ論』ヴァルター・ベンヤミン


20世紀思想の中でも特異な位置を占める未完の大作である本書は、著者の膨大な引用・メモから構成されています。


「パサージュ」とは19世紀に生まれたガラス屋根のアーケード商店街のことで、著者はこれを近代の象徴として読み解きました。


パリのパサージュには、ショーウィンドウ、商品、広告、ファッションなど人々の欲望を掻き立てるものが溢れていました。


商品や技術が進歩や幸福を表し、人間が商品に支配される世界というのは現代にも通じるもので、本書を読むと、ものを欲しがるというのはどういうことなのかを考えさせられます。


★紹介された本★

『舟を編む』 三浦しをん

『この世にたやすい仕事はない』 津村記久子

『パサージュ論 』 ヴァルター・ベンヤミン

『LES PASSAGES COUVERTS DE PARIS』 Patrice de Moncan

『墨のゆらめき』 三浦しをん

『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短編集』 ヴァージニア・ウルフ

『伸子』 宮本百合子

『人間の土地』 サン=テグジュペリ

『夜間飛行』 サン=テグジュペリ

『種の起源』 ダーウィン

『眠られぬ夜のために』 ヒルティ


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