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執筆者の写真なごやか読書会

【2024/2/23】

権威のある哲学者の言葉を使わずに、自分の頭で考えて消化されて言葉になったものこそ哲学であるいう話は非常に印象深かったです。


青い鳥文庫の作品は、読みやすくて挿絵も適度に入っているところにも魅力がありそうですね。


子どもと親の関係を考えさせられるノンフィクション作品は教育観や人の価値観について話題が広がり、何時間でも話し続けられそうな勢いでした!


古代エジプトを舞台にしたミステリー作品がもつ発想の突飛さや、何年かに一度は立ち戻りたい賢人の思想についてもお話をうかがい、充実した時間となりました!


★注目の一冊★

『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩

難関医学部受験で9浪を強いられたある家庭に起こった事件を追ったノンフィクション作品です。

タイトルが示しているとおり、母と娘のあいだの壮絶な親子関係が、記者である著者と娘との膨大な往復書簡から克明に綴られています。

ご紹介いただいた方のお話を聞くだけでも強烈なインパクトがありました。

特異な事件として片付けてしまうこともできますが、現代社会においてはむしろ起こってもおかしくない要素が含まれているのではないかという話で興味が掻き立てられました。


★紹介された本★

『考えるとはどういうことか』梶谷真司

『ピアニッシシモ』梨屋アリエ

『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩

『ファラオの密室』白川尚史

『縦糸横糸』河合隼雄

『妖怪学新考』小松和彦

『光あるうち光の中を歩め』トルストイ


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