紹介いただいた本のジャンルは様々(歴史→古典→韓国文学→ヨーロッパ文学→言語学エッセイ→SF小説)でしたが、それぞれの内容が関連づけられて話が展開していきました。
参加者のみなさんが他の方の紹介内容を話題にしながらご自身の本について語ってくださったので、聞いていて楽しかったです!
特に言語論についてはSF小説のトピックになっていたこともあり、思いがけないつながりが生まれて非常に刺激的な時間でした。
帰り際に、初参加の方から「楽しかったです」と温かい言葉をいただき、主催者冥利に尽きる思いでした。
★注目の一冊★
『バニラの歴史』ローザ・アブレイユ=ランクル
独特の甘い芳香で、古今東西の人々の心をとらえて離さないバニラですが、その歴史についてはご存知ない方も多いのではないでしょうか。ラン科の植物で古代メソアメリカで栽培が始まったバニラ。本書では香料としてはもちろん、媚薬としても使われてきたバニラの特徴や秘められた数々の物語が多くのイラストともにおさめられています。本書をはじめとする原書房の『「食」の図書館』シリーズは80作品あり、食に興味のある方にはおすすめです。
★紹介された本★
『危機の二十年』E. H. カー
『バニラの歴史』ローザ・アブレイユ=ランクル
『聖母の美術全史』宮下規久朗
『オセロー』シェイクスピア
『こびとが打ち上げた小さなボール』チョ・セヒ
『世界の文学 カフカ』辻瑆訳
『私の日本語雑記』中井久夫
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
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