久しぶりに少人数での開催となりましたが、あっという間に2時間経ってしまいました!
主催者としては「時間があり余ってしまったらどうしよう」という懸念が少しありましたが、杞憂に終わりました。
まだまだ話し続けられそうな雰囲気で、参加者のみなさんの話したい欲を強く感じました!
心理学や社会福祉の世界における理想と現実の話はなかなか聞くことのできない内容で、非常に興味深かったです。
「どんな本をおもしろいと感じるか」という質問に対して、「文体や物語の構成、登場人物のセリフによって、自分を遠くに連れて行ってくれる作品はおもしろい」というお話は印象的でした。
★注目の一冊★
『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
一筋縄ではいかない人間関係を「食べもの」や「ケア」を通して描く小説で、芥川賞に輝いています。
食べることに対する考え方は多様で、マイノリティーだと思っていたことでも、実は同じような人はそれなりにいるとわかれば安心する気持ちはよく分かりました。
タイトルの言葉は、食べものに向き合う人間の内面やまわりの環境のことを指しているのかもしれません。
★紹介された本★
『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
『セラピスト』最相葉月
『ギリシア神話』フェリックス・ギラン
『四つのギリシャ神話』
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