ライフステージが変わっても、遠方から参加してくださる方がいらっしゃって嬉しかったです。
日本の歴史に名を残す文豪や政治家が書いたラブレターをまとめた作品が紹介され、人物像と手紙の内容のギャップに驚かされました!
本のメイントピックからは少し逸れるものの、おもしろい話が散りばめられている作品も印象に残りますね。
古典と訳されるクラシックの語源が「艦隊」であり、危殆に瀕した状況で出資を進み出る人とも関係があるとは目から鱗の話でした。
舞台に馴染みがなくても「懐かしい」と思わせる書きぶりの小説はとても気になりました。その場で本を予約された方もいたほど、惹き込まれるご紹介でした。
大長編作品を読みはじめた方もいらして、オーケストラあるいはシンフォニーのような印象を受けているとうかがい、その作品の持つ魅力が伝わってきました。
精神科医が占い師に会いに行く話は非常に興味深く、合理的にみなしがちな人間の非合理性について考えさせられました。
本の内容はもちろん、作家や著者の話でも盛り上がった会でした!
★注目の一冊★
『海がきこえる』氷室冴子
スタジオジブリによってアニメ化もされた本書には、学生たちの複雑な人間関係や家庭環境をリアルに感じさせる凄さがあるといいます。
ご紹介いただいた方のお話を伺って、読んでみたいと思わずにはいられませんでした!
★紹介された本★
『世紀のラブレター』梯久美子
『大学の反省』猪木武徳
『海がきこえる』氷室冴子
『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー
『社会人大学人見知り学部卒業見込』若林正恭
『猫を棄てる』村上春樹
『失われた時を求めて1』プルースト
『劉邦』宮城谷昌光 『鬱屈精神科医、占いにすがる』春日武彦 『謎の独立国家ソマリランド』高野秀行
Comments