全く知らなかった本の話を聞けて刺激的な回でした。
自分の知らない専門的な話を聞けるのはおもしろいです。
読後感が良いだけではなく、現地に行ってみたいと感じるのは、読者の心に訴える作品であった証なのだと思います(『スポメニック』)。
SFの古典的名著がすごいのは、本の内容とは形を異にしながらも本質的には同じことが現実世界で起きていることにありますね(『華氏451度』)。
これからの未来を予測する本は現代にもたくさんありますが、30年前に書かれた未来を予測する本を読み返して、驚くほど現在に当てはまっていたという話を伺いました。
読んだことのある本でも、自分では考えないような観点で読むと印象が大きく変わるのだと目から鱗が落ちました。
人間が考える未来像がどのように変遷していったのかを辿るのもおもしろそうです(『第三の波』)。
鎌倉時代に世に出た歴史書というと難しく思えますが、現代語訳や解説、時代背景に関するコラムがあれば親しみやすくなるのは頷けました(『吾妻鏡』)。
衝撃的な経験をさせてくれた作家というのは長く記憶に残るものですね。
晩年になって作家自身が納得できるミステリーが書けなくなり、別ジャンルの作品を書くようになったというのは珍しい話ではないのかもしれません(『11枚のトランプ』『泡坂妻夫 からくりを愛した男』)。
★注目の一冊★
『スポメニック』ドナルド・ニービル 他2名
当時の政治的体制を象徴するモニュメントの写真が解説付きで掲載されています。
文字だけでなくシンボルを見ることでしか伝わらないものもあるのだと感じました。
旧ユーゴスラビアの歴史に関する書籍を読むことで、本書をより深く味わえるというアドバイスをいただきました!
★紹介された本★
『スポメニック』ドナルド•ニービル 他2名
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ
『第三の波』A・トフラー
『吾妻鏡』
『11枚トランプ』泡坂妻夫
『泡坂妻夫 からくりを愛した男』
『守銭奴』モリエール
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