今回は遠路はるばる京都からお越しいただいた方がいらっしゃいました。
読書会に価値を感じてくださる方のおかげでこれまでなごやか読書会を続けられているので、励みになります。
参加しやすそうだと感じて初めて参加いただいた方もいらっしゃって、土曜日の朝から元気が出ました!
さまざまなジャンルの本が紹介され、話題に事欠かない時間となりました。
個人主義が崇められている社会で公共のために身を投じる人間の尊さ、AIやアンドロイドが注目される中で改めて考える心の問題、芸術作品をもとにした小説と開催中の展覧会の話、異国の地に生きる人とも共感できる喜怒哀楽の普遍性、折にふれて何度も読み返してしまう小説の話など、興味深い話題でおもしろかったです。
★注目の一冊★
『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュヴァリエ
フェルメール作品の中でも特に人気の「真珠の耳飾りの少女」を題材に、人物像が明らかになっていない少女を除き、ほとんどが史実にもとづいて描かれた物語です。
フェルメールと少女の関係や、フェルメールが送っていた日常も再現されているといいます。映画化もされており、フェルメールがこだわった光の当て方に細心の注意が払われているそうです。本書に関連してフェルメール展にも話題が広がり、芸術に対する興味が湧きあがりました。
★紹介された本★
『検証 安倍政権 保守とリアリズムの政治』アジア・パシフィック・イニシアティブ
『沖縄の島守』田村洋三
『クララとお日さま』カズオ・イシグロ
『真珠の耳飾りの少女』トレイシー
『消失の惑星』ジュリア・フィリップス
『スティルライフ』池澤夏樹
『きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記』日本戦没学生記念会
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