午後の部は全員リピーターの方で、少人数ながら幅広いテーマの話で盛り上がりました!
読書会の参加人数は、多くても少なくても、それぞれおもしろさがあります。
少人数の場合は一人ひとりの紹介に十分な時間が割けるので、紹介される本に関連したテーマで話が広がっていき、思いもよらなかった興味深い話をうかがえます。
こういった本の脱線話は読書会ならではかもしれません。
特に、参加者全員が同じ場所に集まっている対面式の読書会では、脱線話タイムが顕著に起こる気がしています。
今回は、鎌倉時代についての本から大河ドラマへ、ベストセラー小説から国際政治の話へと広がっていきました。
一見関係なさそうに思えるトピックと関連づけると、「いったいこの話はどこに向かうのだろう?」と興味が湧きます。
★注目の一冊★
『イワン・デニーソヴィチの一日』ソルジェニーツィン
第二次世界大戦後のソ連にある強制収容所が舞台。主人公が送る一日が淡々と描かれています。
過酷な環境であっても、ものごとを前向きに捉えることができるのだという気持ちが湧いてくると伺いました。
ノーベル文学賞に輝いた著者のデビュー作です。
★紹介された本★
『イワン・デニーソヴィチの一日』ソルジェニーツィン
『北条義時』岩田慎平
『頼朝と義時』呉座勇一
『炎環』永井路子
『まあだかい』内田百閒
『悲しみよこんにちは』フランソワーズ・サガン
『原因を推論する』久米郁男
『RCT大全』アンドリュー・リー
『孔子』和辻哲郎
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