大河ドラマをご覧になって、鎌倉時代の本を手に取られた方や、Kindleでたまたま見かけた明治時代の本を紹介してくださった方々がいらっしゃいました。いくつになっても日本史を学ぶのは楽しいですね。
来年映画化されるという小説、すでに映画化もされている小説をご紹介いただきました。『そして誰もいなくなった』の殺される順番は妥当か?という問いには頭を悩ませられましたが、面白かったです。
人生を共にした書を、年代順にご紹介いただきました。中学生の頃から渋い本を読まれていたのが印象的でした。
自分に引き寄せて考えると、小説は深く読めます。主人公に自分や身近なひとを当てはめたり、自分ならこうする、と考えながら読めるのは、読書の醍醐味ですね。
年内最後の読書会も、なごやか充実した読書会となりました!参加者の皆さま、今年もありがとうございました(*^^*)
★注目の一冊★
『生きづらい明治時代 不安と競争の時代』松沢裕作
明治時代と聞くと、高度経済成長や文豪たちの登場など、勢いがある時代をイメージしがちですが、庶民の暮らしは苦しかったそうです。「経済格差」や「貧困問題」など令和時代に生きるわたしたちにも共感できるものがたくさんあると知れる一冊です。
★紹介された本★
『大学教授のように小説を読む方法』トーマス・C・フォスター
『愚管抄』慈円
『つわものの賦』永井路子
『生きづらい明治時代』松沢裕作
『正欲』朝井リョウ
『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ
『あざやかな退任』高杉良
『漆の実のみのる国』藤沢周平
『地下鉄に乗って』浅田次郎
『男子の本懐』城山三郎
『沈まぬ太陽』山崎豊子
『海の都の物語Ⅰ』塩野七生
『赤ひげ診療譚』山本周五郎
『本心』平野啓一郎
『二コマコス倫理学 上下』アリストテレス
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