「読む本が偏っている」という悩み(?)は、裏を返せばその人の個性でもあり、強みにもなると思います!
今回は、紹介される本の魅力はもちろん、本を介して紹介者の方々の魅力を感じる瞬間が多かったです。 読書以外の趣味についてもたっぷり語ることができて、「その話、もっと聞きたい!」と興味がわきました。 人間味のある人物が登場する小説、最後の一文が大好きな小説、仕事に疲れた時に読むと心がふっと軽くなる本、自分の興味を深く掘り下げてくれる本、児童書で読んでいた本を再読したら哲学的なものを感じた、など、紹介された本にも惹かれました。 また、子どもの頃に読んだ本や若い頃に読んだ本を再読して、それまでとは違う感想を抱いたという話も印象に残りました。 毎度のことながら充実した読書会でした! ★注目の一冊★ 『人類学的観察のすすめ』古谷嘉章 世の中には様々な研究分野があります。比較的親しみやすい分野の一つが、文化人類学です。研究者たちは、文化的な側面から人類を研究するために、少数民族が住む土地に足を運び、フィールドワークを行ないます。本書で紹介されている中で、紹介者の方の印象に残ったのは「家と巣のちがい」について。読書会でも色々な意見が出ました。価値観の多様性を受け入れることに関して、やはり読書会に参加されている方は寛容であり柔軟であると感じました。 ★紹介された本★ 『嘉納治五郎 オリンピックを日本に読んだ国際人』真田久 『寝ぼけ署長』山本周五郎 『赤ひげ診療譚』山本周五郎 『女の一生』モーパッサン 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』内田樹 『人類学的観察のすすめ』古谷嘉章 『ムーミン谷の夏まつり』トーベ・ヤンソン 『狼の群れと暮らした男』ショーン・エリス、ペニー・ジューノ
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