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執筆者の写真なごやか読書会

【2020/1/25】

アジアの話で盛り上がる読書会は珍しいのではないでしょうか。時代や地域にもつながりができると、楽しさが倍増しますね。おかげで本の写真を撮り忘れました。何はともあれ、

2020年のスタートとして実に素晴らしい会でした。

長いあいだ誰も手に取らず、本棚で眠っていたであろう本を見つけた話や、行き過ぎた競争社会の話、古典はいまも生きているという話など、あっという間の時間でした。


★注目の一冊★

『白楽天』下定雅弘


唐の時代に科挙を超優秀な成績で通過し、官僚として活躍しながら膨大な詩や文を残した白楽天。キャリアにおける正義感や、自らの人生における気持ちの浮き沈みの状況を表現した詩は、紫式部の「源氏物語」をはじめ、平安時代の日本文学にも大きな影響を与えた。本書は白楽天の生涯や当時の時代背景を交え、著者が厳選した詩にふれることができ、中国の歴史に詳しくない人にも楽しめる一冊だと思う。学校の授業から離れて、純粋に詩を楽しみたい方におすすめ。




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