みなさんは、誰かのオススメ本って気になりますか?
この本は、神戸にある市立大学の教師たちによる新入生向けのブックガイドなのですが、
「正直、新入生だけにすすめるのはもったいない!!」と思ったので、ここで紹介させてください。
100ページに満たない量なのですが、オススメされる本がどれも面白そうで、一冊ずつ読みたい本をメモしていたら、何度も日が暮れました(ブクログというアプリでweb本棚を管理しています)。
紹介される本は、名著から初めて知るような本まで多岐に渡り、英米、中国、ロシア、イスパニアの文学や歴史はもちろん、教育、言語、哲学、国際関係、心理学など、自分が普段手に取らない類の分野もありました。
せっかくなら全部取り上げたいのですが、そういうわけにもいかないので、ここでは、三名以上の教師の方々がオススメされている本を挙げます。
『ドン・キホーテ』セルバンテス
『罪と罰』ドストエフスキー
『一九八四年』ジョージ・オーウェル
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
『深夜特急』沢木耕太郎
「名前は聞いたことある・・・」という方から「読んだ!」という方まで、色々な方がいらっしゃるのではないかと思います。
わたしにとってはどれも死ぬまでには読みたい本ですが(『一九八四年』のみ読了)、複数名の教師がオススメされている本ということで、必然的に読む優先順位が上がりました。
最後に、個人的に強く興味を惹かれた本を紹介します。
『語りかける花』志村ふくみ
うつくしい日本語とは何か、ということと、その表現の幅を広げられる本。
『コルシア書店の仲間たち』須賀敦子
どのページを開いても、文章がうつくしい。人への眼差しが暖かい。小川洋子の小説にも通じるものがあるのだとか。
『ラテンアメリカ怪談集』J・L・ボルヘス他
20世紀ラテンアメリカ文学を代表する作家たちの短編集。視覚的に怖いもの(ホラー映画)はダメでも、小説なら読めてしまうというわたしのような人間にはありがたい本。
『ユリシーズ Ⅰ〜IV』ジェイムス・ジョイス
長編だけど、実はダブリンでの一日の出来事。一気に読んでしまいたい。たまにはそんな充実した時間を過ごしたいという願望も込めて。
『神戸外大教師が新入生にすすめる本』を読んで、みなさんの読書ライフがますます充実することを祈っています。
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